男性はうみと激痛も!淋病と治療薬

性病の事を性感染症と言い、いくつか種類があり淋菌という細菌により引き起こされるのが淋病と言います。
抗生物質の登場で性感染症は日本国内では減少していましたが、薬剤耐性淋菌という抗生物質に抵抗性がある淋菌が増え、近年は再び感染者が増加傾向にあります。

性感染症の種類によって女性と男性で患者数に違いがあり、淋病は男性患者数が圧倒的に多いです。
男性にかかりやすいというわけではなく、症状として現れやすだけで女性もかかります。
大半は感染しても症状が出ず、無症状の人が多いです。

淋病の感染経路は性行為によるものがほとんどであり、症状は性器に現れます。
しかし性行為の多彩化によりオーラルセックスやディープキスにより、口から感染して性器以外に咽頭に症状が現れる事もあります。
症状としては女性では主におりものの増加であり、粘液性または膿性の分泌物が見られます。
しかし自覚症状がないので放置してしまう事が多く、進行して子宮頸管炎が子宮内、さらには卵管内、腹腔内にまで炎症が波及する事が懸念されています。
自覚症状がないとは言え、50%以上の方は発熱や下腹部痛を感じます。
男性の場合は尿道炎が多く、放置して進行すると前立腺炎や副睾丸炎を起こします。
慢性化すると関節炎や心内膜炎を起こす事もあります。

高温にも低温にも弱く、通常の環境では生存できない程弱い菌です。
性行為が主で、感染率は1度の性行為で30%と言われています。
感染経路も限られているのでコンドームの使用や性器具の共有等により予防可能です。
もし感染した場合は病院に通院して検査を受けます。

淋病と診断されると抗生物質を処方されますが、最初の7日間は1日2~3回服用する事になります。
その際、治療途中なのに症状が治まった事で中止する事は大変危険です。
最後まで通院し、医師より完治と診断されるまで続ける必要があります。
何故なら生き残った淋菌が近年増加を引き起こしている薬剤耐性淋菌である可能性もあるからです。

治療は抗生物質が必要

淋病に感染した場合、抗生剤を使った治療が一般的です。
なぜなら、抗生物質の血中濃度が高まることで淋菌の抑制効果が高まるからです。
セフトリアキソン・スペクチノマイシンといった抗生物質が最近の医療現場では推奨されています。

淋病が性器に感染している場合には、点滴・静脈注射・筋肉注射などを使って投与します。
咽頭の場合には点滴や静脈注射です。
1回の投与・あるいは1回の注射で治ればよいのですが、性病の場合は病院で見せるのが恥ずかしいからと症状がかなり悪化してからようやく重い腰を上げる場合も、そうなるとその回数は増えてしまいます。
もしも全身に感染してしまっている場合には3日から7日間くらい治療を続けなければならないこともあるため、早期発見・早期治療が必要なのです。
初期段階であれば飲み薬による治療も可能です。

淋病を放置したままにした場合、男性であれば精巣上体炎に、女性は腹膜炎になることもあります。
それでも放っておくと不妊症になってしまうリスクもあるのです。
女性であれば早産・流産が起こることも少なくはありません。
主に性器周辺に感染する病気ですが、放っておくと血流に乗って菌が全身に広がり、関節の痛みや発熱・皮膚の炎症といった症状も起こります。
菌をやっつけない限りは治ることはなく自然治癒はありえません。
最近では自宅で淋病に感染しているかどうか調べるキットを取寄せることもできるため、もしかしてと思ったらすぐに行動に移しましょう。匿名で調べる事だってできます。

早く気づければ注射1本で完治します。
見逃したままでいたら将来、子供を手に入れることができなくなるかもしれないのです。
もしも妊娠中に体内に菌がいれば母子感染により新生児結膜炎となり、失明するかもしれません。